考えなければいけないことは、「本当に吹き抜けか必要か?」ということです。吹き抜けは、構造上の要である床が欠ける「床欠損」となるわけですから、他の方法で開放感のある空間が実現できるなら、最初に検討しておく価値は十分あると思います。たとえば、高い天井は、開放感という点でかなり効果的です。天井を高くするとは、構造的には「水平構面」の位置を高くすることです。箱の上蓋の位置を高くして、吹き抜けまでつくらない
「吹き抜け」と「床欠損」... の続きを読む
生コンクリート打ちが終了し、一定期間の養生をした後、型枠を脱型すると、基礎が出来上がります。基礎が完了したときに当然検査をしますが、多くの現場監督は基礎の出来型検査(図面どおりの形状の確認)しか実施していないといっても過言ではないでしょう。つまり基礎の長さ・幅・全体の長さなどの形の検査と、アンカーボルト類の本数チェックを検査の主体として、それだけで終わってしまうのです。型枠に生コンクリートを流し込
基礎のヒビ割れを発見しようとしない現場監督... の続きを読む
R7のRは、都市再生(ルネッサンス)、7は中央合同庁舎7号館のことで、霞が関一丁目、三丁目の文部科学省、会計検査院などの官庁と民間地権者との合同の建替え事業。平成一九年九月の竣工予定で、このたび地区の正式名称は「霞が関コモングート」と決定した。地上三三階地下二階建ての東館(延床面積約一一万四六〇〇平方メートル)と、地上三八階地下三階建ての官民が入居する西館(延床面積約一一万八七〇〇平方メートル)の
霞が関R7プロジェクトとは... の続きを読む
先づけ工法はコンクリートが打ち上がってからタイルを張るのではなく、コンクリートを打ちこむ仮枠にあらかじめタイルを張りつけておいて、仮枠をはがしとったときには表面のタイルが仕上がっている工法である。この先づけ工法の場合、タイルとタイルの接合部の目地にモルタルが十分に充填されないので、この部分からコンクリートの中性化か進行し、鉄筋のさびを促進したのである。改修工事にあたっては、浮きが生じているタイルを
劣化の症状におうじた修繕をほどこさなければならない... の続きを読む
給排水、電気、ガスなどは人間の身体に喩えれば循環器系、リンパ系といったところでしょうか。ついでに言えば電話やAV配線は神経系に喩えられます。なかでも上下水道は血管といってよいでしょう。この部分は四六時中休みなく順調に流れつづけなければならず、いったんとどこおれば、他よりも大がかりな手術が必要になってしまいます。いささか大げさですが、なにしろ上下水道の欠陥は一朝一タには代替えがききません。表面化した
排水はうまく流れるか?... の続きを読む
自然換気に対して、「計画換気」とは二四時間、つねに外気の出入り目を明確にして、必要な量の新鮮空気を取り入れ、汚染空気を排出し続けることをいいます。当然のことながら、すき間風のない高気密・高断熱住宅では、この計画換気が必要になってきます。新聞や書籍で「高気密は危険だ」という記事が掲絨されることがありますが、これらは、換気に対する知識や研究が不十分な状態で書かれた一面的な解釈であることが多いのです。註
計画換気にも、いろいろある... の続きを読む
木造建築の中でも、その工法は何を選べば良いでしょうか。木造建築の中には軸組工法、ツーバイフォー、木質パネル工法がありますが、私が自信を持ってお薦めするのは、木造軸組工法です。木造軸組工法は家づくりの最も基本的な工法です。まず基礎に本の土台を乗せ、その上に木の柱を立てて骨組みをつくり、筋交いなど斜めに入れた木材で骨組みを袖強しながら強くて住みやすい家をつくっていきます。木造軸組工法の家は、やさしい木
ズバリ木造軸組工法... の続きを読む
街としての歴史の浅い郊外やニュータウンの風景は、いつも同じです。駅前や地元スーパーの前には大量の自転車がところ狭しと並び、幹線通り沿いの大型ショッピングモールには巨大な駐車場が備えられています。私は、この大型ショッピングモールが全国各地の小さな商店街の寿命を縮めている元凶とも考えています。つまり、微妙なバランスを保っている街の寿命を縮めている。少なくとも、徐々に安楽死していくべき街を即死させてしま
大型ショッピングモールが商店街の寿命を縮めている... の続きを読む
間取りが大ざっぱにまとまったら、そのスペースの中に、置きたい家具を置いてみます。これは、言わば間取りの簡単なチェックだと思えば良いのです。たとえば、寝室に六畳しかとっていなくて、実はベッドを置くのなら、少なくとも八畳以上はほしいということになります。しかし、そうは言っても、都会では最近敷地はそれほど広くありません。したがって、ほしいだけのスベースを書き出してみると、敷地よりはみ出すなどということは
設備について... の続きを読む
居住用財産を売却した場合、その売却益(売却価格から原価すなわち購入価格と売却経費を差し引いた額)には譲渡所得として所得税がかかるが、その譲渡益を新しい居住用財産の購入に使った場合、購入に充当した分には課税されないという特例。譲渡益か買換え財産の購入額を上回る場合、つまり新しく買った不動産のほうが安くておつりがくる場合は、その差額にだけ税金がかかる。なお、譲渡財産の保有期間が10年以上であること、譲
居住用財産の買換え特例について... の続きを読む